前回の投稿から随分と間が開きましたが、その間に新しいレイアウトの作成を始めました。
今回のレイアウトについて重要視した部分は以下の3つ
1.線路の位置するレベルを一定の高さに引き上げ、地形の変化を意識すること
2.ポイントや勾配を設けず走行安定性を確保すること
3.中途半端な細かなディティールより、簡素でも高い精度を求めること
モデルは前回までと同じく京浜急行です。
計画期
前回のレイアウトでは最初に線路を地平面に固定した上で制作を始めました、当初はその全区間を掘割的な構成とするつもりだったためです。
しかしながらその計画は頓挫、地平面に固定され変更が効かなくなった線路だけが残りました。
京浜急行(特に横浜以南)は築堤にトンネル、橋が連続した路線であり、レイアウトの構想そのものが行き詰まり、(このことについてはかつてのこの記事にも書かれています)そのことから今回は築堤上に線路を敷設することと決めていました。
単線か複線か
敷設にあたりこの問題はかなり最後の方まで悩みました、案外奥行きがないレイアウトベースでおのずと急カーブとなるわけですが、複線間隔を広く開ける必要があり、そのすれ違いも不自然となることが避けられません。
一方で単線とする場合、現在の京浜急行には棒状駅がないため交換駅にした方がおさまりが良いわけですが「ポイントを使わないこと」という要素が保てなくなります。
京浜急行の末端区間に見られる複線化予定設備も捨て難かったのですが、結果として複線のどちらかは情景であると位置付け複線間隔を狭く保ったまま複線としました、直線部でしかすれ違うことができませんがそこはまあ目を瞑りましょう...
敷設
今回は線路を敷設するベースを地平面から引き上げ、コルクを用いず瞬間接着剤で固定しました。
個人的な意見ですが、フレキの道床にコルクを使うというのは、バラストを水溶きボンドで固定した際にコルクが硬くなってしまい緩衝材としての能力が低下するということと、(使っているコルクの質が悪いだけかも)ボロボロになりレールの固定がズレてしまうため、あまり効果を感じません、ゴムシートとかではどうなのかという比較も見てみたいところです。(他力本願)今回は全線が発泡スチロールの上に敷設され、ボード内で音が響くということがないため、そもそも使いませんでした。
レールは毎回KATOのフレキをサフで塗装したなんちゃってPCフレキを使っていましたが、今回初めてPECOのコード55/Nファインを使いました。(これが高価なもんで単線の方が安上がりという事もあった)
これ(やっている途中に薄々気づいていましたが)本当はあまり引き抜いたりしないみたいですね、特にNファインは抵抗が大きいので引き抜くのも挿し直すのもそれなりに大変でした、(ここの区間は短い橋が連続しており、あまり短くレールを切りたくなかった。)少しコツが必要ですがKATOよりフラフラしないので慣れればきれいに仕上がるかもしれません。
さて今回はこのくらいで、敷設作業の続き(橋梁関連)は次回の記事で紹介します。
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